Lay My Love
最近、高橋幸宏さんの新譜Blue Moon Blueをよく聴いています。春らしい、優しげなエレクトロニカが心地よいです。中でもBrian Eno & John Caleのカバー、Lay My Loveが特に気に入っていて(他の曲も良いですけど^_^)、Eno&CaleのアルバムWrong Way Upと交互に聴いて楽しんだりしています。かなり忠実なカバーですが、幸宏さんバージョンの方が音色が軽やかで柔らかい印象ですね。
この曲、歌詞にしびれるんです。一部を引用すると、
I am the sea of permutation
I live beyond interpretation
I scramble all the names and the combinations
I penetrate the wall of explanation
I am the will
I am the burning
And I will lay my love around you
(Lyrics by Brian Eno)
私は順列の海
私は解釈の彼方に生きる
私はあらゆる名前と組み合わせをかき乱し
私は説明の壁を突き抜ける
私は意志
私は燃えるもの
そして、私は、あなたの周りに愛を並べよう
(拙訳)
っく~~~!イーノ先生カッコいい!!
その「順列の海」でおぼれてみたいデスッ!!(←バカ)
ネットで検索していたら、Lay My Loveの歌詞にまつわるイーノの言葉を見つけたので、かいつまんで抄訳してみました。(オリジナルはこちら)
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僕はこれまでずっと一人称単数(I)の曲は書きたくないって言っていたんだ。(中略)あと、「あなた(you)」で終わる曲も書きたくなかったし、その間にloveが入るのも嫌だった。でも、ジョン・ケールの影響も一部あって、「いいじゃないか。やってみろよ!」って言われたから、ちょっと気分を変えて自分のルールを破ってみることにしたんだ。そこで「I」を使うだけじゃなくて、全ての行が「I」で始まるようにしたんだ!(笑)
最初に書いたのは"I'm gonna lay my love around you"の部分で、英語だといい感じがする。誰かの周りに花束を置いていくような、肩にマントをかけてあげるような、そんな感じ─誰かを包みこむようなね。でも僕は、「なかなか良いけれども、これだけだと甘すぎるな。ロマンティックすぎる」と思ったんだ。それから他のイメージがいろいろ沸いてきて、それがロマンティックさを打ち消すようなものだったから良かったね。こんな人から愛を周りに並べてもらいたいかなって考えてしまうだろう?「誘惑のシロアリ(the termite of temptation)」とか「自暴自棄のカラス(the crow of desperation)」である人物からさ。
そして、この中にはもちろん自伝的な部分も含まれている。この歌詞が書かれた方法だって歌詞の中に描かれているんだ。(中略)だから、自伝的であるだけでなく、なんというかな─「自己言及ソング」とも言えるよね。
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んもう。先生、素敵~!(まだ言ってる)
☆高橋幸宏 / Blue Moon Blue ('06)(アマゾン/ iTMS)
1曲目、いきなりモロにHer Space Holiday節で、驚きました。(Her Space HolidayことMarc Bianchiが参加していることは知っていたんですが、あまりに「そのまんま」だったので^^;)他にはStyrofoamっぽい曲も。もちろん幸宏さんらしさは健在なのですが、いい感じにイマドキな空気をまとっていて、2006年春を心地よく彩ってくれています。
☆Brian Eno & John Cale / Wrong Way Up ('90) (試聴可)
一癖も二癖もありそうなオジサマふたり。ちょっと説教でもされそうなイメージ(苦笑)?が、聴いてみれば意外なほどポップなんですよね~。かくさんのブログにも記事があったので、御一読を!
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