鋤田正義写真展
ただいま銀座のクリエンションギャラリーG8(第一会場)と、ガーディアン・ガーデン(第二会場)[会場マップはこちら]で開催されている、鋤田正義写真展を見てきました。(6月2日まで)
ボウイやマーク・ボランの写真で有名な鋤田さんですが、シルヴィアンの写真も1枚あったと教えていただいたので‥‥。行ってみたらYMOのジャケット写真や、マッドネスのホンダのコマーシャル・ポスターなんていう懐かしいものもあったりして嬉しくなってしまいました。ジョン・ライドン、ディーヴォ(この写真、笑えた~^◇^)なども。
それにしても写真の一枚一枚が、まるで被写体の人物が「そこにいるような」存在感を放っているのです。ロックスターをそれほど近くで見たことはない(※1)ので何とも言えませんが、オーラが凝縮されている分、もしかすると実物以上の存在感かもしれません。それが、部屋中の写真から発せられるのですから、圧倒されました。
‥‥シルヴィアン写真は、服装などから、たぶんGone To Earth頃ではないかと思いました(※2)。貴重な情報源のDavid Sylvian.netがまだクローズされているので確かめられないのですが。若き日のシルヴィアンの、ほぼ等身大の上半身写真を間近に見て、なんだか照れてしまった私です(笑)。写真なのに、あんまり近寄ると胸騒ぎがしてきそう。じっくり見たいのに、ついつい目を伏せてしまうほどの美しさでした(あ、スティーヴ・ファンですけど^^;)。(※3)
修行時代の写真や乗り物写真などを集めた第二会場の写真も見ごたえがあります。しかも、入場無料。今週金曜日までなので、足を運べる方はぜひ!
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☆追記(※1):いわゆる古典的な「ロックスター」とは異なりますが、昨年、坂本龍一さんとツアーメンバー(スティーヴ・ジャンセン、フェネス、スクーリ・スヴェリッソン)に、サイン会で間近にお会いしたことはありました。その時、オーラとは、こちらが受け止めようとすれば感じられるし、こちらが興味を持たなければ感じられないものではないかと思ったものです。(古典的「ロックスター」の場合は、また別かもしれませんが。)オーラは、発信者と受信者の周波数が一致して生まれるのかもしれません。そういう意味でも、鋤田さんの写真はオーラを最大限に増幅させるまでに、被写体と周波数をシンクロさせていたように思います。
☆追記(※2):この写真の撮影時期に関しては自信がないので、よくご存知な方は教えていただけると嬉しいです。
☆追記(※3):上の記事を書いていた時点では、シルヴィアンの写真を見て照れてしまうのは、自分のファン心理と彼の美しさのためだろうと考えていましたが、他にも理由があるように思えてきました。他のポートレートとシルヴィアンのポートレートは、被写体の「見られる」「撮られる」ことにたいする姿勢が決定的に違うのです。例えばボウイは、自分が表現したいことをカメラがどこまで写し撮れるか挑んでいるような、アグレッシヴな被写体です。ボウイに限らず、多かれ少なかれ、どのミュージシャンのフォトも「オレを見てくれ」「オレを撮ってくれ」とアピールしているのが画面から伝わってきます。
でも、シルヴィアンは違う。被写体としての自分の魅力は充分意識しているし、撮られることを受け入れ、エネルギーをカメラ「にも」向けているけれど。それでもどこか、視覚化することのできない思考なり想念なりを、カメラに奪い取られないように、自分のものとして保持しようとする意思が感じられるのです。静かだけれども、とても強い意思が。それでいて、美しく、なおかついろいろなものを発信してくる写真になっているところが、被写体自身の魅力でもあり、鋤田さんの力でもあると思うのですが。
「見られる」ことを受け入れつつも、自分の全てをさらけ出すことは拒絶している、そんなポートレートはあの会場でシルヴィアンの写真だけでした。私がその写真を見て照れてしまったのは、彼の「見られる」ことに対する緊張感が画面から伝わってきたためではないか。そんな風に、後になってから考えました。
‥‥ダラダラと駄文を連ねてしまいましたが、もう一度見たいです、あの写真。
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