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2006/04/23

実験

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   イメージ映像(笑)

どうもネット依存気味なので(^^;)「リアルライフにもうちょっと重点を置いてみよう」キャンペーンを敢行し、試しに1週間ほどネット断ちをしてみようと思います。禁断症状が起きて耐えられなくなるか、リアルライフが狙い通りもっと充実するのか、実験!

・ブログへの記事投稿&コメントレスをお休みします
・SNSサイトもお休みします
・他の方々のブログを閲覧するのもグッと我慢します

ああ、できるのかしら~(涙)
2、3日で我慢できずに戻ってきたら、笑ってやってください。

ネット断ちと言っても、メール(SNS外)は利用しますので、万一御用の方はメール(左下)にて御連絡くださいませ☆

では皆様、よい一週間をお過ごしください!(^o^)/~

2006/04/22

言葉を失った夜には

書きたいことはいろいろあるのだけれど、ちょっと疲れているのか、言葉がまとまりません。海の上に言葉のかけらがプカプカ浮いていながら、意味のあるかたまりにならずに漂っているだけのような。

こんな夜にはこれを見ようかと思います。映像とフィリップ・グラスの音楽だけで、もう、言葉はいらない‥‥。
(と、いいつつ、復活したらグダグダ追記するかもしれません^^;好きな作品なので。)

Quatsi
QUATSIカッツイDVDスペシャルBOX
・コヤニスカッツイ(KOYAANISQUATSI)
・ポワカッツイ(POWAQUATSI)

2006/04/21

Buffalo Daughter / Euphorica ('06)

Euphorica
Buffalo Daughter / Euphorica (Amazon, HMV)

2月にリキッドルームで見てから聴きはじめたBuffalo Daughterの新作Euphorica(ユーフォリカ)です。ムーグ山本がヴォーカルをとるのは今回が初めてということですが、キテます(笑)。David Byrneっぽいですが、バーンよりさらに開き直って突き抜けてるような。前半にパンチが効いた曲が詰まっていて、後半すこしダレる構成なような気がしますけれども、どの曲もクォリティ高いです。

彼らのファンキーな楽曲を聴いていると、有無を言わさずグルーヴに乗せられて、「ああ、自分は動物だな」と感じたりするのですが(いや、動物には違いないのですけれども、心から実感する機会って少ないので)、それでいてロボットのように無機的な感覚もあって。そのように、極端なものが合わさっているハイブリッド感に惹かれるんですね。

Euphoricaスペシャルサイト
  このページで2曲試聴できます。おすすめは1曲目Mutating♪

bounce.comムーグ山本インタビュー
MSNエンターテインメント ムーグ山本インタビュー
Excite Musicムーグ山本インタビュー
AOLシュガー吉永インタビュー
  →3曲目「Peace」の歌詞にはブッシュ批判がこめられているんですが、それを「パンクに歌うんじゃなくてカワイく伝えようとした」と。なるほど~。

Euphorica2
シンプルな単色のジャケットと思いきや、折り紙が7枚。
うっかり子どものいるところに放置したら、ヒコーキや手裏剣にされちゃうかもしれません。まあ、それも一興かな(笑)?SACD/CDハイブリッドディスクでした。

☆03年のアルバムPshychic(シャイキック)についての拙ブログ記事

2006/04/20

橋本一子 / Ub-X ('06)

Ubxjpg_1
橋本一子 / Ub-X (iTMSアマゾン)

橋本一子さんといえば、私にとって80年代にYMOなどと親交があったり、ユニークなソロアルバムを出したりしているアーティストというイメージでした。その後フォローしていなかったら、アニメのサントラなどの分野で活躍されていたのですね。

☆アマゾンより
ラーゼフォン オリジナル・サウンドトラック1
Rahxephon
ラーゼフォン オリジナル・サウンドトラック2
Rahxephon2
ーゼフォン オリジナル・サウンドトラック3
Rahxephon3

このアニメは見ていませんしサントラも未聴ですが(気が向いたら聴いてみようと思います)、橋本一子さんの新譜Ub-Xが出たとtaknomさんの「Tak's ウエブログ」で知り、iTMSで購入してみました。

基本的に緊張感&疾走感のあるジャズですが、橋本さんの声が重要なポイントになっています。時につぶやきだったり、話し声のようだったり、リズミカルなスキャットだったと思えば歌になったり。先日の記事で「音のクオリア」ということについて書きましたが、Ub-Xから聞こえてくるのは言葉の意味でもなければ言葉の中の個々の音でもなく、限りなく楽器音に近い扱いだと思いました。リズミカルなつぶやき声が生み出す、さざめくようなグルーヴ感や、ざらりとした声の質感を楽しむ感じです。でもそれでいて、やはり楽器には出せない、「人間の声」なんですよね。そこが、不思議で、魅力的。ジャズはほとんど聴かない私も、なんだか引き込まれてしまいました。

橋本さんの旧作もCD化して欲しいものです。

ロックで学ぶ英文読解 第3回

キーボーさんの「一万円ロック生活」との共同企画、第3回目を迎えました。今回も興味深い御質問をいただきました。

第3回 「ザ・代用品」 [質問編]

第3回 「ザ・代用品」 [回答編]

追加質問、または御指導御鞭撻のほどいただけると幸いです☆

2006/04/19

Veldt

Myspaceでフレンド・リクエストをくれた、英国ブライトンのグループです。

Veldtjpg
真ん中の、ニッポンのサラリーマンのようなお方がヴォーカルのLloyd Wadeyさんの模様。
見た目は企業戦士ですが(笑)、なかなかの美声です。

http://www.myspace.com/veldt 

1曲目Walking In Silenceは、かなり大掛かりなストリングス、コーラス、エコー使いがメロドラマティックなので、好き嫌いが分かれるかもしれません。全盛期UltravoxとかScott Walkerなどのロマンティシズムを彷彿とさせられました。私は、アルバム全部がこの路線だとちょっとツライけど、一部ならアリって感じです。(と、最初は醒めた感想だったのですが、この曲、だんだんクセになってきました。)
2曲目Vignetteはネオアコっぽい比較的シンプルな曲ですが、エフェクトのかけ方などに細かなこだわりを感じます。
3曲目Aviary Hives、これが一番好みです。イントロのピアノの音だけでやられました。中盤以降の盛り上げも好きだし、ドラムの使い方もいいスパイスになってます。憂鬱系ポップス万歳!
4曲目Good Morningは60~70年代ポップスの香りのするノスタルジックなナンバーです。

この4曲目は2004年にシングルとして発売されたそうで、iTMSで購入することができます。
Good Morningだけだとインパクト不足な気もしたのですが(と、最初は醒めた感想だったのですが、この曲もだんだんクセになってきました)、カップリングのEyesという曲が、かなーりダークで退廃的な魅力をプンプン放っていたので、購入ボタンをクリックしちゃいました!
Goodmorning
Veldt / Good Morning

1曲目Walking In Silenceは今年3月(HMVでは4/10になってますが)に出たニューシングルで、HMVで購入できます。この曲もiTMSジャパンストアで扱って欲しい。他の曲、特にAviary Hivesも欲しいな~。まだこのグループ、アルバムは発表していないようです。
Walk
Veldt / Walking In Silence

Veldtオフィシャル
Walking In Silenceとカップリング曲Play For Todayの短いサンプルが、オンライン試聴&mp3でダウンロードできます。
Play For Todayのイントロを聴いた時、ミッシェル・ポルナレフの「ラース家の舞踏会」を思い出しました(^^;)。

2006/04/18

Scritti Polittiが新作!

タイトルはWhite Bread, Black Beerだそうです!(情報源CD Journal.com

アマゾンではタイトル欄がT.B.A(to be announcedの略)になっていますが、UK盤が5/29発売予定。うーん、今の表示価格は高いですね~。もっと下がることを期待。

グリーン・ガートサイドの「あの」声は健在なんでしょうか?

公式サイトとか、ないのかな。探したけれども、今のところファンサイトしか見つからないです。

☆ファンサイトScritti Crush Connection(英語)

2006/04/17

Morrissey / Ringleader Of The Tormentors ('06)

前回、前々回の記事で、「ことばの意味から離れた音のクオリアに目覚めた」と書いておきながら、今日は歌詞の内容について書いてしまう予感がします(笑)!
だって!モリッシーについて書くのに歌詞の内容に触れないなんて、鰻を全部残して鰻重のゴハンだけ食べるようなモノじゃありません?(何?このたとえ^^;)

Ringleader

ともあれ、4月に出たばかりの新譜Ringleader Of The Tormentors(以下ROTT)のサウンド面にも触れておくと、今回はBoz Boorerの曲がなくて、Alain Whyteが6曲、Jesse Tobiasが5曲、Michael Farrellが1曲。特に、1曲目I Will See You In Far Off Places(Alain Whyte曲)はいきなりエスニックな曲調に驚かされます。もっとも、どんな曲でも、上にのっかるヴォーカル・メロディはいつものモリッシー節で、良くも悪くも既聴感が漂います。そのおかげで、一番最初に通してこのアルバムを聴いたときには、たまたま音量を絞っていたこともあって、「あまりかわり栄えしないなぁ」などと思ってしまいました。でも、ちゃんとした音で聴くと、さすがTony Viscontiプロデュース、細部の音までしっかり詰まっている感があります。また、2曲目Dear God Please Help Me(この曲の歌詞がまた、モリにしか書けない代物)のストリングス・パートは映画音楽の巨匠Ennio Morriconeが担当していて、なんとも郷愁をさそう音を奏でています。

さて。歌詞について、前作You Are The Quarryの感想のようなスタイルで書こうかと思ったのですが、先日、mcmさんのブログ「meguro coffees magazines」にアップされた記事を読んで、あちらを越えることはできないだろうと路線変更することにしました。一度もコメントを付けたことはないのですが、私は「meguro coffees magazines」の隠れファンなんですよね~。Ringleader Of The Tormentorsの記事も、ちょうど私が気に入っている歌詞の部分が愉快に訳されていて、思いっきりツボでした。
また、ワンダさんが最近始められたブログ「m-pot blog」には4曲目The Youngest Was The Most Lovedの歌詞やコーラスについての興味深い考察があります。
ご興味のある方はぜひお読みください。

今回私は、このアルバムから強く感じた「モリッシーの死生観」について書いてみたいと思います。もちろん、スミス時代からずっと、「死」にまつわる歌詞はたくさんありました。でも、特にスミス時代はモリッシー自身が若かったこともあって、「死」はあくまでも比喩的でどこか甘美なイメージであったり、特定の事件や物語の中で起こることとして、距離感をもって描かれていたように、私には思えます。それに比べると、ROTTでは、モリッシーが自分自身の死をリアルに意識しながら書いていると思われる歌詞が随所にみられてドキッとするのです。これは前作You Are The Quarryの日本盤に入っていたボーナス・トラック「ネヴァー・プレイド・シンフォニーズ」の歌詞(完全に遺言ソング!)にも感じたのですが、ROTTではそれがアルバム全体に行き渡っている印象を受けました。

「いつの日かぼくは永遠に目を閉じるだろう / でも、きみには遠い場所(あの世?)で会うだろう」(I Will See You In Far Off Places)
「未来は永い、永い、眠りで終わるんだ(×3)」(In The Future When All Is Well)
「人生の最後のひとときになった今でも、ぼくは再び恋に落ちている」(Life Is A Pigtsy)
「正視しよう / ぼくはもうすぐ死ぬ(中略)死ぬ前にひとつだけ最後の夢がある / 自分の命のことはどうでもいい / この少年が幸福になるのが見たいんだ」(I Just Want To See The Boy Happy→遺言ソングその2!)
モリお得意の「三面記事ソング(勝手に命名)」2曲を除外しても、これだけ「死」にまつわる歌詞が登場します。

しかも、これだけ「死」を歌っておいて、最後の曲では、いきなり「生まれ」てしまいます(^^;)。
「とうとうぼくは生まれた / とうとうぼくは生まれた / 長い、長い時間がかかった / でも今、ぼくは生まれた」(At Last I Am Born)
この曲のラストでは「ぼーん、ぼーん、ぼーん‥‥!」とbornを9回連呼して、最後のbornに思いっきりエコーがかかり、ゴーンとドラが鳴って終わるという‥‥もう、どーよ、これ?(笑)

なぜモリッシーはこんなにも「死」を強く意識しているのでしょうか?今年5月で47という年齢のせいかもしれませんが、先進国の平均寿命を考えると、まだ死を差し迫ったもののように考えるには普通よりも少し早いような気がします。(モリには「人生において普通なんてないのさ~♪」と反論されそうですけれど。)911とポスト911の日々をアメリカで送ったため、生死への感覚がいっそう研ぎ覚まされたということもあるかもしれないし、謎につつまれたプライベートで何かあった可能性もあります。

理由はいろいろあるのでしょうが、私は個人的に、ROTTの濃厚な「死」と妙に力強い「生」のコントラストに、このアルバムがレコーディングされたローマの街を連想させられるのです。坂道の多い、ドラマティックな地形。人々が現代生活を送る街中に突如顔を出す古代ローマの遺跡。2000年近い年月の間、人々の生死を見続けてきたコロッセオの凶暴なまでの威圧感は、人間の小ささ、人生の短さを突きつけてくるようでした。また、街のそこかしこにたたずむ教会からも、死の匂いが漂ってくるのを感じずにはいられません。ただ歩いているだけで、頻繁に「メメント・モリ(モリッシーじゃないですよ)」に出会うローマ。それでいて、いや、だからこそかもしれないけれども、「生」の躍動感に満ちている街。モリッシーに「ぼくは環境に左右されないんだ」と否定されたとしても(拙ブログ記事参照)、私はこのアルバムから、モリッシーの目を通したローマが聴こえてくるような気がするのです。

最後に、私の購入したUS盤(DVD無し)CDのブックレット裏フォトを。
(ワンダさんのm-pot blogの記事を見ると、LPやDVD付き限定盤CDと写真が違うようですね)
Ringleaderback

水色のヴェスパと古めかしいカメラがお洒落だなぁと思いつつ、こんなスタイリッシュな写真を撮らせるのはなんとなくモリッシーらしくないような気がしていました。でも、数日たってもう一度よく見ると、こ、この壁の落書きの文字は(爆)!(気付くの遅すぎ?)
んもう、モリッシーったら(笑)!!!
ネット回線経由で大きなハグとキスを送っときます。
え?女からは欲しくない?まー、そう細かいこと言わないで!

2006/04/15

ゲンズブールで目覚めたものとは?

昨日アップするつもりが、疲れて寝ちゃいました(;´ρ`)。はあ~、よく寝た!

一昨日の記事のように、ゲンズブールの声に「っきゃー!」な夜を送った翌日。あらためて「っきゃー!」だった曲名を確認したら、Sous le soleil exactement(「太陽の真下で」)とLes sucettes(「アニーとボンボン」)だった‥‥というところまでは、すでに書きました。

この2曲に共通するもの。それは「S」の音が多いんですね。タイトルからして、
Sous le soleil exactement(強いてカタカナで書けば)→・ル・レイユ・エグザクトゥマン
Les sucette→レ・シュセットゥ
と、それぞれ「S」音がふたつずつ入っていますし、歌詞自体にもたくさん登場して、それをまたゲンズブールが大袈裟に息をシュッシュさせながら丁寧~に発音しているのです。これはくすぐったいわけだ。「S」音恐るべし。しかも、「かなりワル」おやじのゲンズブールのこと、確信犯的に「S」音の多い曲を書いている‥‥なんてこともあり得そうな気がしてきます。さらに「S」だけではなくて、「K」や「T」の音なんかも、炭酸の泡が弾けるように、そっとやさしく発音されると、かなりグッとくるものがあります。日頃は歌詞の意味に気をとられることが多い私なのですが、言葉の意味から離れた、個別の音が持つ魅力というものに、がぜん興味が湧いてきました。

Gainsbourgforever_2
ゲンズブール・フォーエヴァー

そんな時、なんともタイムリーに目が留まったのが、tonosanさんのブログ『Perspective of idea立体的思考のために。』の、 「音のクオリア」という記事。黒川伊保子さんの著書『怪獣の名はなぜガキグゲゴなのか』(新潮新書)の解説・感想とともに、「音のクオリア」の概念を説明なさっていました。「音のクオリア」!これこれ!と、さっそく黒川さんの本、購入~!

Kaijuu

「クオリア」とは認知科学用語で「五感を通じて脳に入力される知覚情報が脳に描く印象の質のこと」だそうです。「音のクオリア」は、「ことばの音単体のサブリミナル・インプレッション」(p.56)。「ことばの音の響きには、潜在的に人の心を動かす力がある。発音の生理構造に依拠した、人類共通に与える潜在情報があるのだ」(p.13)。たしかに、前夜のことを思い出すと、言葉の意味を飛び越えて、個々の音に心を動かされたという手ごたえがありましたから、身を乗り出して読み進めました。

もともと人工知能のエンジニアで、自然言語解析をやっていたという黒川さんは、かねてから企業名や商品名の企画などの現場で語られてきた経験則から説き起こします。「車の名前にはCがいい」(例・カローラ、クラウン、セドリック、シビック等)、「女性雑誌はNとMが売れる」(例・アンアン、ノンノ、モア等)、「人気怪獣の名前には必ず濁音が入っている」(例・ゴジラ、ガメラ、キングギドラ等)。このように経験的に語られてきた、ことばの音のサブリミナル効果についての科学的・客観的研究はこれまでなかったそうです。

そんなわけで、黒川さんが初めて体系化したサブリミナル・インプレッション理論を読んでみた感想ですが、興味深い発想やエピソードがたくさんあったものの、各論レベルでは疑問や違和感を感じるところが多々ありました。例えば、黒川さんはあくまでも日本語の50音のローマ字をベースに体系化していることもあって、「R」音と「L」音の違いなどは大雑把すぎると思いましたし、一番の違和感は、各音が与える(と黒川さんが考える)インプレッションの内容がどうしても恣意的に感じられることです。それでもやはり「音のクオリア」という発想は面白いので、今後各分野での研究が進むことを期待したいです。

さてさて。読後にゲンズブールの曲を再検証してみました。黒川さんによると、思春期の少女たちはS,K,Tという音に傾倒するそうです。「これに、全年齢層の女性にキレイを感じさせる音Rを加えた四音が、若い女性にモテる音になる。」(p.172) S,K,T,Rの四音‥‥黒川さんのR音はL音とほぼ同じなので、S,K,T,Lとすると、なんとSous le soleil exactement(ソレイユ・エグザクトゥマン)は、タイトルだけですでに若い女性にモテる四音全てが揃い踏み!さすが、「かなりワル」おや‥(もういいって 笑)

これを応用(?)して、「とにもかくにも、『オトコこども』の好きな音」(p.135)である濁音を効果的に使った曲がないか考えてみました。思いついたのは、古い曲ですが、Get It On (Bang A Gong)。オリジナルはT.Rexで、私は80年代のThe Power Stationによるカヴァー・バージョンに親しんでいました。サビの歌詞「♪リロ~~ン、ガゴ~~ン、リロ~~ン(Get it on, bang a gong, get it on)」の、「G」と「B」の音を思いっきり強調して歌うとスカッと爽快、ストレス解消!これが「♪しゃばだ~、しゅびだ~、しゃばだ~」だったら、なんだか腰砕けでヒットしなかったような気がしませんか?

Trex
T.REX/ 20th Century Boy: The Ultimate Collection (試聴可)

Thepowerstation
ザ・パワーステーション (日本盤)

皆さんお気に入りの曲で、歌詞の意味というよりも、特定の「音」がなんだか気持ち良い!というのはありませんか?あと、これからブログ名やハンドル名を決める方は、お気に入りの言葉やイメージ、文字の見た目の印象など、決め手となるポイントは色々ありますが、「音のクオリア」も考慮に入れてみてはいかがでしょう?

2006/04/13

ゲンズブールで目覚めてしまった私。

先週のある日、セルジュ・ゲンズブールの2枚組ベスト盤を借りてきました。さっそくiPodに取り込んで、子どもの寝かしつけをしながらベッドの中で聴くことに。

Gainsbourgforever
セルジュ・ゲンズブール/ゲンズブール・フォーエヴァー

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、私はこのように暗い中、ヘッドフォンで音楽を聴くのが好きです。最初はなかなか寝つかない子どもの横でじっとしているための苦肉の策だったのですが。暗くなって視覚が閉ざされた方が、聴くことに集中できるような気がします。昼間は聞こえなかった音に気付いたりするのも、こういう時なんですよね。とはいえ、音楽そっちのけでぐっすり寝てしまうことも多いんですけど(笑)。

初期の曲は案外普通のシャンソンだな~なんて思いながら、そのうちウトウト。しばらく眠ってしまって、意識がうっすら戻った時に聞こえてきた曲が‥‥なんか、まじやばい。
なんというか、ゲンズブールの唇をすり抜ける吐息が、直接、耳の中に、入ってくる。
ゲンズブールの喉の奥で音が優しく鳴り、舌先で弾けるのが、もう、すごくリアルに伝わってくる。
っきゃー!ドキドキする!全身くすぐったい!!
っきゃー!そんなに囁かないでったら!(←バカですね~)
ドキドキドキドキ‥‥
っきゃー!ど、ど、ど、どうしよう????(←どうしようもないって 笑)
ドキドキドキドキ‥‥
(笑)‥‥ぷぷぷ。今書くと笑っちゃうし、こっぱずかしいですが、ありていに言ってこんな感じでした。たぶん、理屈っぽい左脳がまだ眠っていて、右脳だけで聴いていたから、ここまで敏感に、聴こえてくる音に反応したのではないかと思います。(*・_・*)

ともかく。ルックス的にはもっとカッコいい男性はたくさんいたと思うんですけれども、生前のゲンズブールが様々な女性と浮名を流していたのがよ~く分かったような気がします。あの声には、ホント参るわ。声だけで女性の100人や200人、バッサバッサ倒せそうな勢いですよ。「ちょいワル」どころか、「かなりワル」おやじと呼ばせていただこう。と、深~く感心&納得したところで就寝。

翌朝、あらためて「っきゃー!」だった曲がどれだったのか確かめたたところ、一番の「っきゃー!」ソングがSous le soleil exactement(邦題「太陽の真下で」)という曲。次点がLes sucette(邦題「アニーとボンボン」)という曲でした。(辞書で調べると、sucette=おしゃぶり、棒付きキャンディー。フランス・ギャルに提供したという、いわくつきの曲はこれだったんですね。)

ふむふむ。と私は考えた。
そして、この2曲の共通点から、「あること」に目覚めたのでした。
長くなるので、それについてはまた明日~!(の予定)(^-^)

2006/04/12

シルヴィアンの詩がプリントされたシャツ

すでにシルヴィアン・ファンの間では知られているニュースだと思いますが、エピファニーワークスさんよりコメントをお寄せいただいたので、記事にします。

シルヴィアンの手書き文字(Nine HorsesのアルバムSnow Borne Sorrow収録の"The Librarian"の歌詞の一部)があしらわれたドレスシャツが、JULIUS(ユリウス)より発売されています。デザインはJULIUSのディレクター堀川達郎氏。
初回生産100枚のみ、襟裏のタグにデヴィッド・シルヴィアンの直筆サインとナンバーが入ります。

Juliusshirt

紳士用シャツ(白)サイズ:S(1)、M(2)、L(3)、LL(4)
税込み¥24,150
JULIUS FLAG SHIP SHOP: phone 03.5728.4900
Coordinated by Epiphanyworks Ltd. tel.03.3448.0745

「小さいサイズは女性でも着用可能です」とのことです。
詳しいサイズ表等はエピファニーワークスの「NEWS」からご覧ください。

うーん、素敵。襟裏やカフス裏に文字が入っているということは、襟をちょっと立て、カフスをラフに折り返して着こなすのでしょうか。

「小さいサイズは女性でも着用可能」‥‥でも私は肩が「こけし」(=ほとんど無い)なので‥‥肩の位置が合わないだろうな~。一番の問題は現在のお財布事情ですが(涙)。

御購入なさったブロガーの皆さん!よろしかったら着こなしていらっしゃる写真を撮って(お顔は出さなくて良いので)TBしてくださ~い!ブログ・ファッションショーってことで♪(冗談です。でも、ちょっと期待しちゃってます 笑)

シルヴィアン・ファンの方にはお馴染みだと思いますけれども、エピファニーワークスはアート・プロジェクトのプロダクションやアーティスト(Steve Jansen, Kevin Westenberg、伊瀬聖子、高木正勝etc.)のマネジメント、アートワークのディーリングなどをなさっている会社です。

☆   ☆   ☆

そういえば、Snow Borne Sorrow(左)や、シングルWonderful World(右)のジャケットのアートワークがプリントされたTシャツがあったら欲しいです~。
Samadhi Soundショップで発売されないかな?

Ninehorses_2   Wonderfulworld_1

2006/04/11

Girl With A Pearl Earring

母が「これ面白かったよ」と送ってくれたので、Tracy ChevalierのGirl With A Pearl Earringを読みました。邦訳「真珠の耳飾りの少女」 、映画にもなった作品です。

Girlwithapearlearring

惹かれてはいけない人(画家フェルメール)に惹かれつつ、身の程をわきまえて自制しようとする若きメイドのGriet(日本語表記はフリート?)。けれども、彼女の持ち前の審美眼と緻密さを評価したフェルメールから画業の手伝いを頼まれるようになり、二人の距離は意思とは裏腹に近づいていく‥‥。そのクライマックスが、パトロンの熱烈な後押しもあってフェルメールがGrietの肖像を描く場面であり、特に真珠の耳飾をフェルメール自身が彼女の耳に付ける瞬間です。自己抑制への意思と、抑制しきれない感情が拮抗する緊張感。
最近の恋愛小説はどちらかというと、どこまで奔放にいけるかが勝負!のようなスタイルが多いように思われるので、この緊張感が新鮮でした。

Chevalierの文体はそっけないほどシンプル。冷静な観察眼をそなえたつましいメイドの視点で書かれた小説だからここまでミニマルな文体になったのか、こういう文章しか書けない/書かない人なのか?そんなこともちょっと気になりました。そのうち他の作品も読んでみたいと思います。Lady And The Unicorn, Falling Angels, The Virgin Blue

で、今日はTSU○AYA半額の日なので、先週借りた「インテリア」を返すついでに「真珠の耳飾りの少女」のDVDがあったら借りてこよう♪

Pearlearring

2006/04/09

Death Of An Interior Decorator

昨日のエントリで書いた、ウディ・アレン監督の「インテリア」。
これってほぼそのまんま、Death Cab For CutieのDeath Of An Interior Decorator(アルバムTransatlanticism収録)の歌詞じゃん!と気付いて一人興奮しておりました。
(この事はもしかすると有名なのかもしれませんけれども、私はデス・キャブ関連のインタビュー類などを読んだことが無いので知らなかったのです。)

タイトルはThe SmithsのDeath Of A Disco Dancer(アルバムStrangeways, Here We Come収録)へのオマージュを感じさせますね。

原詞はこちらですが、
ほとんど映画「インテリア」のストーリーをそのままなぞった内容です。
Can you tell me why you have been so sad?という問いかけと、
It felt just like falling in love again. という部分だけが、作詞者ベン・ギバード(Ben Gibbard: vo.& g.)の主観が感じられる部分。

今までずっとこの歌詞に出てくるyou、he、theyなどの関係が分からずにいたのですが、映画を見てそれは、氷解。

でも、And walked into the angry seaの後で2回繰り返される、
It felt just like falling in love again. がどうも腑に落ちません。
It felt like...と感じたのは、「you」、つまり自ら海に入っていて死んだインテリア・デコレーターなのか、それとも語り手なのか?

海に入っておぼれるというのは、たしかに恋に落ちる状態を喩えるのに使えそうなイメージではあるけれど、少なくともあの映画ではひたすら絶望的で、恋に落ちるようなイメージの片鱗もなかったんですよね‥‥。

気になって、It felt just like falling in love again...と何度も頭の中で繰り返してみるのですが、
うーん、‥‥分からない。ベン、教えて!

と、オチも結論も何もない記事でしたー(^^;)。

☆Death Cab For Cutie / Transatlanticism ('03)
Transatlanticism_1 

Death Cab For Cutieオフィシャル

Death Cab For Cutie@Myspace

2006/04/08

シルヴィアン解析機

お遊びで、 「シルヴィアン解析機」を作ってみました。

さっそくglasshouseを解析してみたら‥‥
glasshouseの91%はPlightで出来ています
glasshouseの9%はPulling Punchesで出来ています

がーん!‥‥なんか、苦しそうで痛そう(苦笑)!?

みなさまもよろしかったらお試しを。ちなみにこちらでお好みの成分解析機を作成できます。

追記:本名でやってみたら‥‥
****の87%はHeartbeat で出来ています
****の6%はThe Wooden Crossで出来ています
****の5%はPulling Punchesで出来ています
****の1%はLate Night Shoppingで出来ています
****の1%はThe Good Sonで出来ています

こっちの方がずっといいわぁ。
♪タイナ~イ、カ~イキ~、ぅおんび~ろ~ん♪

INTERIORS ('78)

ウディ・アレンの「インテリア」を見ました。

Interiors

<あらすじ>
イヴはインテリアデザイナー。彼女が整然とコーディネートした美しい家と、社会的に成功した夫、そして3人の娘達、。長女は詩人として高い評価を受け、次女は色々な事を試して人生を模索中、三女は女優。すべては順調であるかに思えたが、夫が「自分の人生を生きたい」と家を出てしまったことで、彼女が緻密にコントロールしていた(つもりだった)世界が崩れていく。精神に変調をきたし、自殺未遂をはかったイヴの世話をめぐる姉妹の意見の相違から、彼女達の子ども時代からの奥深い葛藤やコンプレックスまでがえぐり出される。イヴが夫との復縁だけを心の支えにしているにもかかわらず、夫はイヴと正反対の、大らかだが無教養な女性と再婚。海の見える別荘で行われた結婚式には、三姉妹もそれぞれの想いを抱えながら出席する。その席で陽気に踊る後妻が、誤って飾りの壺を割ってしまう。それはかつてイヴが入念に選んで配置した壺。思わず語気を荒げ、怒鳴りつけてしまう次女。完璧で神経質な母イヴを疎ましく思いつつ、やはり深く愛していたのだ。夜中、別荘にやってきたイヴは、夜明けと共に荒ぶる海の中へと身を投じてしまう‥‥。

<感想>
重い、重い、とにかく重い。精神的、肉体的に余裕がないと見ることができません。見ていてイングマール・ベルイマン監督の「秋のソナタ」を思い出しましたが、後で調べると、やはり「インテリア」と「秋のソナタ」は発表当時かなり比較されたそうで、しかも同年に制作・発表されているのですね。私自身、完璧な良妻賢母型の自分の母と正面から向き合うと、何とも生き難いというか、自分のコンプレックスが奥底からうわーっと噴出する感じになってしまうので、この手の母と娘の葛藤劇は正直、ものすごく辛いです。

この三姉妹の場合、長女レナータは父親に溺愛されていた次女に対する嫉妬心を溜め込んでおり、作家であるレナータの夫は彼女ほど文壇で評価されていないため、彼女に対する劣等感を拭い去ることができないでいる。次女ジョーイはクリエイティヴな母と長女の才能に嫉妬し、何も表現できない自分に苛立ってばかり。三女フリンは「かわいいだけで中身がない」と軽く見られてしまっていて。互いに家族として愛しあおう、尊重しあおう、という意思はあるのに、ことあるごとに葛藤が表面化し、傷つけあってしまうやりきれなさ。しかもそれを全て言語化してぶつけ合う欧米人のタフネスには参ります。かと言って、日本的に言葉にしないで表面上平和にとりつくろうとしても、奥底の問題が消えてなくなるわけではありませんからね。一概に欧米スタイルがいいのか、日本式がいいのかということは言えません。意思とは裏腹に、どうしても拭いきれないコンプレックスや人間関係の微妙な力学に左右されてしまうのが人間の性(さが)なのだと、あらためて思わされます。

救いなのは、タイトルにたがわず、白や淡いグレーなどのグラデーションでまとめられた美しいインテリアの魅力。見終わった後に制作年を確認して驚いたほど、今でも全く古さを感じさせないインテリアです。そして、長女レナータ役のダイアン・キートンと、次女ジョーイ役のメアリー・ベス・ハートの、派手ではないけれども知的な美しさ。それから最後に、家族をコントロールしていたイヴの死を乗り越えて、三姉妹たちが自分達の人生と人間関係を再構築しはじめるのではないかと予感させるエンディング。

<「インテリア」と音楽>
これ、ほとんど音楽がない映画なんですね。夫と後妻の結婚式後のダンスシーンで音楽がかかるだけで、エンドロールまで全くの無音のまま、文字だけが流れていく静寂ぶり。

でも、この映画を元ネタにした曲があるんです!(分かる方、いらっしゃいますー?)
それについては明日書こうと思います♪

2006/04/06

Steve Jansenのフォト

Steveが撮影した写真、これまでにもSamadhi Soundスティーヴのページで見ることができましたが(昨年の坂本ツアーの様子とか)、4月1日にモノクロ写真が何枚かアップされていました。こちら「Vienna 1990」です。

写真のことはよく分かりませんが、ワイドラックス(widelux)カメラで撮影されたこれらの写真、ピントが端の方でボケているのがいい味ですね。なんとなく、「暗殺の森」の列車のシーンを思い出しました。

2006/04/05

LOUD 136号

購入しました~。表紙は高橋幸宏さん。

Loud136

LOUD No.136

相変わらず、バリッバリにお洒落です。6ページ(写真含む)のインタビューもなかなか面白かったです。特に私はBlue Moon BlueをiTMSで購入したせいで周辺情報が白紙に近い状態で聴いていたものですから。

あと、ディレイズのアーロン(key.)のインタビューが載っています。どっちが目当てだったのよ?なんてことは聞かないでね(笑)。最近デビシル祭りのせいで、雑誌を大量に買ってます。けど、あんまりじっくり読んでません。もったいですね~(苦笑)。

Sigur Ros @ SHIBUYA-AX (06/04/04)

昨晩のシガー・ロスのライブを忘れないうちに(ネタバレ含みます)。私は1階立見席でした。

いつも(ってそんなに場数踏んでないですが)オールスタンディングのライブだと悩むことがあります。上げ底(ヒール)すべきか、否か‥‥!笑うことなかれ。小柄女子には大問題ですから。しょせん、155cmに7cmばかりプラスしたところで、これぞまさに「焼け石に水」なのは分かっているんですけどね~(涙)。でも、迷った末にやっぱり履いてでかけました、7cmヒール。そして、うまいこと1階後方の一段高い場所のバー横を確保できてラッキー♪

前座はAMINA(Sigur Rosにストリングスや鉄琴などで参加している女性ユニット)。これが綺麗で可愛くていいんですけど、綺麗で可愛すぎて眠い、眠い(笑)。あくびが止まらなくなって、立ったまま本気で寝そうでした。CDも出しているそうなので、眠れなくて困っている方には、AMINA、超オススメ(^^;)!さらに、前座が終わってからのセッティングがとても長くて、メインアクト開始前から早くも足が死にそう。荷物を全部ロッカーに預けてあったので時間が分かりませんでしたが、このまま中止になっちゃうんじゃないの?と不安になるくらい待ちました。

でも、でも、ようやくメインアクトがスタート!セッティング中から引かれていた薄いカーテンが客席とステージの間にあるまま、Glosoliのイントロが始まります。噂には聞いていたし、オフィシャルサイトでライブ映像を見てはいたのですが、本物の迫力は凄かったです。カーテンに大きく映るメンバーの影。照明の光。淡く映し出される映像。時折りカーテン越しに透けて見える、等身大のメンバーのシルエット。それらが音と手を取り合うように連動しながら、カーテンという一枚の平面上で重なり合い、交じり合い、移ろっていく。美しいけれども、「美しい」という一言では片付けたくない世界。何というか、自分の中の不安も希望も、言葉にしがたい諸々も、全てそこに投影されているような気がした‥‥というと、大げさかな。

<気付いたこと 1>ヨンシーの声

実はヨンシー(v,g) の声って、CDではそんなに好きではなかったんです。とても独特な響きの声で、シガーロスのサウンドの大きなポイントであることには違いはないけれども、どこか無理をしているように感じられて、好みではありませんでした。でも、ライブで聴くヨンシーの声は本当に伸びやかに会場を包み込んでくれて、初めて「気持ちのいい声だな~」と実感しました。

<気付いたこと 2>オーリーのドラミング

オフィシャルのライブ映像を見て、「オーリーって力んだ感じのドラミングするなぁ」と思ってました。実際に見てみて、確かにちょっと肩をいからせて力んでいるように見えるフォームではあるけれども、必要な時には繊細に叩き、ここぞという時にはリズムの芯をがっちりとらえる骨太なドラミングに魅了されました。

<気付いたこと 3>ヨンシーは「溜め」の達人?

何度か曲がブレイクして、ヨンシーの歌orギターで再開するという展開がありました。中でも一度、ステージ上の全てが(人の動きも照明・映像も)静止画像のようにピタっと止まって、「いつ元通りに動き出すんだろう?」と息をのむ場面が。その時のヨンシーの見事な溜めっぷり、みの○んたもビックリでした(笑)!

<気付いたこと 4>全体的に‥‥

ライブは大雑把に言って二通りに分けられるのではないでしょうか?一つはセットリストやMC、曲の展開などがきっちり決まっていて、その通りに進行していくタイプ。もう一つは重要な部分だけが決まっていて、あとは当日の会場の雰囲気やメンバーの気分に合わせて即興的にアレンジされていくもの。一般に「ライブの醍醐味」というと後者を指すことが多いような気がしますが、シガーロスのライブは前者だったと思います。音と照明、映像の組み合わせで何をどう表現したいのかが計算しつくされていて、それを(ほぼ)完璧に再現していくライブでした。でも、予定調和とかルーティーン・ワークとは感じさせないんですよね。クォリティーが高く、エネルギーに満ちているから。ロックのコンサートというより、舞台芸術の領域に近づいているような。最終曲の印象は、本日未明のエントリのまんまです。

<おまけ>

実はコンサート会場でバンドTを買ったことって今まで無かったんですが、シガロスのTシャツは普段でも着られそうなデザインだったので購入~。街でこんな人を見かけたら、そっと「ふぇいく ぷらすてぃっく‥‥」と囁いてみてください(できればデヴィッド・シルヴィアン声でプリーズ 笑)。1メートルくらい飛び上がったら、それは私です(笑)。

Sigurt_1

シガロス行ってきました♪(4日SHIBUYA-AX)

ラストの曲。

う わ あ あ あ あ あ あ あ あ 

あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ

あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ 

‥‥か っ こ い い ー ー ー ー!

 

 

頭の中 真っ白! (* ゚o゚*)

 

でした。

 

 

明日(もう今日だけど)、もっと書きます。

すごいステージをありがとう。Takk...!

2006/04/04

77 MILLION

ラフォーレミュージアムで開催されていた、ブライアン・イーノ(Brian Eno)の音楽映像インスタレーション「77 MILLION」を最終日の昨日、見てきました。

「ブライアン・イーノは、長年かけて自らが描いた絵画や撮影した写真等の多くの作品を使い、生成的プロセッサーとしてのコンピューターのユニークな能力を利用し、独自のビジュアル複合作品を創り出した。本作の為だけに特別に開発されたこのプログラムは、全くのランダムな生成プログラムとして彼の作品をスクリーンに映し出し、この複合絵画のコンビネーションは無限に存在する。同時に、オーディオも様々な音のレイヤーを複合し同じ音を二度と創り出さない。」(フライヤーより)
77millionflyer

つまり、イーノが用意した映像と音の素材を、コンピュータがランダムに組み合わせてくれるというわけです。スクリーンに映し出された映像は、じっと見ていると気付かないほどゆるやかに変化していて、忘れた頃に目を戻すと違う絵になっています。その空間に流れる、イーノの音楽。

こういう偶然性にゆだねたアートというものは相当昔からあって(私が思いつく所ではフルクサスとか)、技術の発展にともなって手法は進化していても、発想そのものが目新しいというわけではありません。結果としての映像作品ひとつひとつが特に「すごい!」という訳ではない、と思ってしまいましたし。表現の目的が違うので野暮な比較ではありますが、芸術家が渾身の想いをこめた絵画や写真などとは全く違います。‥‥でも、なかなか気持ちのよい時間・空間ではありました。

その気持ちよさは、窓から空や庭の緑の移り変わりをなんとなく眺めている感覚に似ています。庭木が落とす影が、太陽の位置と共に移り変わっていったり、そこに鳥や猫がやってきたり、太陽に雲がかかったり、というような、ゆるやかな変化に身をゆだねる感覚です。スクリーンの映像は決して、ナチュラルなものを映し出しているわけではありませんが、なんだかそこに「自然」を見たような気がしました。「芸術は自然を模倣する」?それとも「自然は芸術を模倣する」?

特に一番最後の、山型に配置された複数のスクリーンの手前の床と壁が反射素材になっている部屋が良かったです。もっとも、春休み中のノンノン1号(8歳男児)が一緒だったので、「音楽が不気味で怖いから(爆)早く行こうよ~」とせかされ、思う存分ゆっくりできなかったのが残念ですが(苦笑)。

77millioncd

こちらが会場限定CD「77 MILLION」。「限定」という言葉には弱いですねぇ(^^;)。1000枚限定で、私が買ったのはシリアルナンバー「0908」でした。早速聴いたところ、ゆったりアンビエントなCDだろうという予想を裏切って、最初の曲がファンキーかつジャジーでちょっと意外でした。1~8は短い小曲で、9曲目は19分近い長尺です。短い曲をもっと長く展開して欲しい、もっと長くそれぞれの曲世界に浸っていたいという贅沢を口走りたくなるものの、かなり気に入ってリピート中です。
1.Never Stomp
2.System Piano
3.Bonk
4.Luxor Night Car
5.Targa Summer
6.Cold
7.Little Slicer
8.Surf Birds
9.Targa

☆DVD-ROM 「77 MILLION PAINTINGS」
77millionpaintings

こちらは買おうかどうしようか、迷うなぁ。

2006/04/03

ベジャール、バレエ、リュミエール('04)

振付家モーリス・ベジャールについては、ずっとずっと前にテレビで「ボレロ」を観たことがあった程度で。何者かに突き動かされるような鬼気迫る表現には圧倒されたものの、ジョルジュ・ドンの妖しい存在感が怖い‥‥という他に具体的な感想は、当時中学生だった私の頭には浮かびませんでした(^^;)。未だにベジャール以外のバレエのことだってよく知らないのですが、ジャック・ブレルとバルバラの曲が使われていると56さんに教えていただいたことから、このDVDを手に取りました。原題"B comme Bejart"。Bはベジャール、バレエ、ブレル、バルバラ、そしてバッハに共通する頭文字です。

Bejart

これは創作バレエ「光─リュミエール」を製作中のベジャールとダンサー達を追ったドキュメント。「光」というテーマでベジャールが何を表現しようとしているのか、それをどのように形にしていくのかを描きつつ、ベジャールのバレエ哲学、人生哲学にまで光が当てられます。「光」、それは誕生であり、春であり、恋愛、別れ、孤独、映画、ダンス‥‥そう、「光」は人生のあらゆる場面を照らすもの。

「天才」と呼ばれる振付家がどのように振り付けを考案し、ダンサー達に伝えるのか、衣装、映像などをどのように決めていくのか、といった創作過程も面白かったし、鍛えぬかれたダンサー達の身体表現も魅力的でした。でも、それ以上に私が魅了されたのは、ブレル、バルバラの歌詞や、ベジャール自身の口から語られる珠玉の「言葉」の数々。

ごく一部ですが、例えば、

ブレル「朝日(光)が輝く 君を誘って 屋根の上に登り 世界が明けるのを見よう」(La lumiere jaillira)

バルバラ「あなたは魔術師 私に光を返してくれた 疲労が白い鳩になって 海原を飛んで行く」(L'amour magicien)

ベジャール「孤独の中にこそ光がある」、などなど。

ブレルの1958年(59年と書いてある物もあってどっちだろう?)の曲、「行かないで(Ne me quitte pas)」は、タイトル通り、終わりかけた恋をなんとか取り戻そうと呼びかける歌です。不可能をなんとか可能にしようとする切実な思いが、痛々しいまでの言葉の彫刻へと昇華されている‥‥と、私には思えます(個人の方のサイトですが、ここで原詩と訳を読むことができます)。この曲がステージで使われている時、舞台袖からそれを見つめる若いダンサーが、噛みしめるように小声で歌っているシーンがあって。彼女の真剣な表情が印象的でした。とても古い曲ですが、良いものは輝きを失わないということを実感します。

ステージの光、ダンサー達の肉体が放つ光、すばらしい音楽や歌詞がもたらす光‥‥このドキュメントからたくさんの光をもらったような気がします。創作バレエ「リュミエール」、いつか本物の舞台を見ることができるでしょうか。

☆DVD「ベジャール、バレエ、リュミエール」

Bcommebejart

バレエよりも使用されている曲の方に興味があった私は楽しめましたが、amazonのカスタマー・レビューにもあるように、バレエそのものをじっくり見たい方には消化不良が残るかもしれません。
私が見たレンタルDVDには収録されていませんでしたが、セルDVDの方には映像特典として「ボレロ」と「春に」と「黒いワシ」のダンス・シーンがフルバージョンで納められているそうです。‥‥見たい。でも結構なお値段ですぅ‥‥(涙)。

☆ 「ベジャール、バレエ、リュミエール」日活.comのページ
  予告編を見ることができます。

2006/04/01

Lay My Love

最近、高橋幸宏さんの新譜Blue Moon Blueをよく聴いています。春らしい、優しげなエレクトロニカが心地よいです。中でもBrian Eno & John Caleのカバー、Lay My Loveが特に気に入っていて(他の曲も良いですけど^_^)、Eno&CaleのアルバムWrong Way Upと交互に聴いて楽しんだりしています。かなり忠実なカバーですが、幸宏さんバージョンの方が音色が軽やかで柔らかい印象ですね。

この曲、歌詞にしびれるんです。一部を引用すると、

I am the sea of permutation
I live beyond interpretation
I scramble all the names and the combinations
I penetrate the wall of explanation
I am the will
I am the burning
And I will lay my love around you
(Lyrics by Brian Eno)

私は順列の海
私は解釈の彼方に生きる
私はあらゆる名前と組み合わせをかき乱し
私は説明の壁を突き抜ける
私は意志
私は燃えるもの
そして、私は、あなたの周りに愛を並べよう
(拙訳)

っく~~~!イーノ先生カッコいい!!
その「順列の海」でおぼれてみたいデスッ!!(←バカ)

ネットで検索していたら、Lay My Loveの歌詞にまつわるイーノの言葉を見つけたので、かいつまんで抄訳してみました。(オリジナルはこちら
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僕はこれまでずっと一人称単数(I)の曲は書きたくないって言っていたんだ。(中略)あと、「あなた(you)」で終わる曲も書きたくなかったし、その間にloveが入るのも嫌だった。でも、ジョン・ケールの影響も一部あって、「いいじゃないか。やってみろよ!」って言われたから、ちょっと気分を変えて自分のルールを破ってみることにしたんだ。そこで「I」を使うだけじゃなくて、全ての行が「I」で始まるようにしたんだ!(笑)
最初に書いたのは"I'm gonna lay my love around you"の部分で、英語だといい感じがする。誰かの周りに花束を置いていくような、肩にマントをかけてあげるような、そんな感じ─誰かを包みこむようなね。でも僕は、「なかなか良いけれども、これだけだと甘すぎるな。ロマンティックすぎる」と思ったんだ。それから他のイメージがいろいろ沸いてきて、それがロマンティックさを打ち消すようなものだったから良かったね。こんな人から愛を周りに並べてもらいたいかなって考えてしまうだろう?「誘惑のシロアリ(the termite of temptation)」とか「自暴自棄のカラス(the crow of desperation)」である人物からさ。
そして、この中にはもちろん自伝的な部分も含まれている。この歌詞が書かれた方法だって歌詞の中に描かれているんだ。(中略)だから、自伝的であるだけでなく、なんというかな─「自己言及ソング」とも言えるよね。
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んもう。先生、素敵~!(まだ言ってる)

☆高橋幸宏 / Blue Moon Blue ('06)(アマゾン/ iTMS

Bluemoonblue

1曲目、いきなりモロにHer Space Holiday節で、驚きました。(Her Space HolidayことMarc Bianchiが参加していることは知っていたんですが、あまりに「そのまんま」だったので^^;)他にはStyrofoamっぽい曲も。もちろん幸宏さんらしさは健在なのですが、いい感じにイマドキな空気をまとっていて、2006年春を心地よく彩ってくれています。

Brian Eno & John Cale / Wrong Way Up ('90) (試聴可)

Wrongwayup

一癖も二癖もありそうなオジサマふたり。ちょっと説教でもされそうなイメージ(苦笑)?が、聴いてみれば意外なほどポップなんですよね~。かくさんのブログにも記事があったので、御一読を!

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